マレーシア移住は難しい?5つの移住方法・ビザやリアルな生活環境を公開!

マレーシア生活

「海外に移住してみたいけれど、ハードルが高そう……」
「英語も完璧じゃないし、ビザの手続きも難しそう……」

海外移住を考えるときに、このような不安を抱えるのは自然なことです。

実際に私もそうでした。

そんな不安を抱えている方にこそ、「マレーシア移住」はおすすめです。マレーシアは日本人にとって、比較的暮らしやすい国だからです。

この記事では、マレーシアが人気の理由や検討できるビザの種類、取得ステップ、生活環境について紹介します。

マレーシアが日本人にとって暮らしやすい国だと言える理由

マレーシア半島東海岸沿いのビーチ(Mako撮影)

一般財団法人ロングステイ財団の調査において、マレーシアは14年連続で「日本人が住みたい国・地域」No.1に選ばれ続けています。
マレーシアが人気なのは、下記の理由が挙げられるからです。

  • 年中暖かい気候
  • 親日的な国民性
  • 日本人が挑戦しやすい環境が整っている
  • 英語のハードルが低い

マレーシアは熱帯気候で、一年中暖かく(暑い時期も多いですが)、冬が存在しません。
そのため、冬になると体調を崩しやすい方が、冬を避けてマレーシアに移住してくることも珍しくありません。

また、マレーシアの国民性は、とてもフレンドリーで基本的に親日です。
困ったときにも快く助けてくれるので、居心地が良いと感じる日本人も大勢います。

さらに、マレーシアでは英語も話されますが、多様なアクセントの英語が使われているため、心理的ハードルが低かったです。
私も英語が得意とは言えませんが、それでも問題なくコミュニケーションが取れているので、英語が苦手と感じる人でもトライしやすい環境だと感じます。

このように総合的に見ると、マレーシアは日本人にとって移住しやすい国だと言えるでしょう。

 

マレーシア移住を実現する「5つのビザと移住方法」を解説!

ツインタワー(Mako撮影)

マレーシアに移住するためには、観光ビザ(90日間滞在可能)以外の長期滞在ビザが必要です。

目的や資産状況によって、主に以下の5つの方法があります。

ビザ 対象者 主な条件
就労ビザ(現地採用・駐在) マレーシア企業に雇用されて働く人 会社主導で申請、職種・給与要件あり
MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム) 長期滞在を希望するリタイア層・資産保有者 預金要件あり、原則就労不可
デジタルノマドビザ(DE Rantau Nomad Pass) 海外収入を得ながらマレーシアで暮らすフリーランス・リモートワーカー 国外クライアント収入が前提、滞在期間は比較的短期〜中期
保護者ビザ(Guardian Pass) マレーシアの学校に通う子どもの保護者 子どもの学生ビザに紐づく、就労不可
サラワク州版MM2H(S-MM2H) 比較的緩やかな条件で長期滞在したい50歳以上の層 州独自制度、年間30日以上のサラワク滞在が必要

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

【就労ビザ(現地採用・駐在)】

  • 最も一般的な移住方法
    マレーシアにある日系企業や外資系企業に就職し、会社から「Employment Pass(就労パス)」のスポンサーになってもらう
  • ITエンジニアやカスタマーサポート(BPO)、営業職の求人が多く、日本人の需要は非常に高い

 【MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)】

  • リタイア層や富裕層向けの長期滞在ビザ
  • 2024年に制度が改定され、「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」の3段階制に
【シルバー】
定期預金約500万円(15万リンギット)〜と、以前より条件が緩和されたカテゴリーも登場しています(2024年時点の条件)。就労は原則禁止ですが、条件付きで許可される場合もあります。

 

私の友人(40代)の中にも、このビザを取得している人がいます。

取得するためには、いくつかの条件をクリアする必要がありますが、マレーシア生活を楽しんでいるようです。

【デジタルノマドビザ(DE Rantau Nomad Pass)】

  • 2022年10月に開始された新しいビザ
  • IT関連のフリーランサーやリモートワーカーが対象
  • 2022年10月開始時点の条件として年収2万4000ドル(約360万円)以上などの条件を満たせば、最長2年間(1年更新)滞在可能
  • 日本で仕事を続けながらマレーシアに住みたい人に最適

【保護者ビザ(Guardian Pass)】

  • お子様をマレーシアのインターナショナルスクールに通わせる場合、親1名に対して発行されるビザ
  • お子様の教育移住に伴うもので、親の就労はできない
子どもが2人いる場合、両親共にビザを取得できるので、保護者ビザを取得し、4人で住んでいた家族もいる

 

インターナショナルに通った友人の子どもたちは、中国語や英語、マレー語などを流暢に操れるようになりました。

視野も広がったため、卒業後は世界へ羽ばたき、さまざまな分野で活躍しているようです。

【サラワク州版MM2H(S-MM2H)】

  • ボルネオ島のサラワク州が独自に発行するビザ
  • 連邦政府のMM2Hよりも年齢や預金額などの条件が緩やかで、50歳以上であれば移住のハードルがぐっと下がる
  • 2024年時点の条件として1年のうち合計30日以上、サラワク州に滞在する必要がある

西マレーシアやサバ州に住んでいる場合でも、カウントされるのはサラワク州内での滞在のみです。連続でなくても構いませんが、最低でも合計30日間はサラワクに滞在しなければなりません。

最近友人がこのビザを取得しました。

「ビザの申請のハードルが下がったおかげで自分たちでも申請できた」と喜んでいます。

30日のサラワク滞在も含め、マレーシア生活を満喫しているようです。

ビザの要件は頻繁に変更されます。必ず以下の公式サイトで最新情報を確認してください。

【重要データ】
・マレーシア入国管理局(Immigration Department of Malaysia): https://www.imi.gov.my/
・MDEC(デジタルノマドビザ詳細): https://mdec.my/derantau

英語のスキルや仕事の探し方まで!「マレーシアでの仕事」の現実

マレーシアのカフェ・こういったカフェで作業をする人もよく見かけます(撮影Mako)

「英語が話せないと仕事がないのでは?」「仕事をどうやって見つけたら良い?」と思うことでしょう。

結論から言うと、英語が苦手でも働ける仕事はあるが、選択肢は限られます。

この項目では、現地採用に必要な英語力についてや、採用されるまでの仕事の見つけた方について紹介します。

現地採用に必要な英語力のリアル

引用:pexels

マレーシアには、世界中の企業のコールセンターBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)拠点が集まっています。

「日本語対応のカスタマーサポート」の需要が高く、社内公用語は英語でも、業務は日本語のみというケースが多々あります。

求められる英語力と、給与相場です。

【求められる英語力】
・日常会話レベル(TOEIC 500〜600点程度)があれば生活には困らない
・業務で英語を使うポジションならTOEIC 700〜800点が目安

【給与相場】
・日本語スピーカーの初任給は、日本語対応職の給与相場は、2026年2月時点の求人情報では月額RM6,000〜RM8,000(24〜32万円)程度の募集例が多く見られる
・経験や職務内容によってはRM8,000〜RM10,000以上(約32万〜40万円前後)のケースも
・給与は職種・企業により異なる

額面上だと日本より低く見えますが、後述する物価や税金の安さを考慮すると、可処分所得は日本と同等かそれ以上になることも珍しくありません。

*2026年2月6日の時点での相場です。

現地採用までの仕事の探し方

引用:公式ページ

マレーシアへの転職活動は、最近新しくリリースされた、マレーシア特化型のスカウト求人サイト「マレーシアスカウト」が便利です。
サイトTOPページ:https://malaysiascout.jp/

完全無料で利用でき、マレーシアの日本人向け求人情報がまとめられています。

会員登録すれば企業から直接スカウトを受け取れるので転職の選択肢を増やせるでしょう。

JAC Recruitment MalaysiaやReeracoen Malaysia、Persol Malaysia、Asia Recruit等々、マレーシアを代表する大手転職エージェントもマレーシアスカウトを利用しているので、掲載求人数も業界最大級となっています。

これらのエージェントの担当者と話をし、企業との面接に臨み、内定を獲得し、渡航するという流れが主流です。

*最近ではオンラインのみで採用が決まることも珍しくありません。

【筆者の一言】
もしあなたがWEBマーケティングやプログラミングのスキルを持っているなら、日本の仕事をリモートで受けつつ、デジタルノマドビザで滞在するという「ハイブリッド型」もおすすめです。
マレーシアはカフェのWi-Fi環境も整っており、実際にカフェで仕事をしているローカルを多く見かけます。

治安・医療・教育・生活費はどうなっている?「生活環境」を解説!

マレーシアのコンドミニアム(Mako撮影)

移住を検討する際、最も気になるのが「安全性」と「インフラ」ではないでしょうか。

単身者、家族連れによって気になるポイントは異なるとはいえ、環境が整った場所に住みたいところです。

この項目では生活環境について、下記の4つのポイントを紹介します。

  • 治安
  • 医療
  • 教育
  • 生活費

治安について

引用:Pixabay

クアラルンプールは、東南アジアの中では比較的治安が良い都市です。

とはいえ、凶悪犯罪に巻き込まれる確率は低いですが、スリや置き引き、ひったくりなどの軽犯罪には注意が必要です。

「夜道を一人で歩かない」「荷物から目を離さない」という基本的な海外での防犯意識があれば、女性の一人暮らしでも問題ありません。

治安についての詳しい情報は、下記の記事を参考にしてください。

医療水準の高さについて

引用:pixabay

マレーシアは「医療ツーリズム」の先進国であり、私立病院の医療水準は非常に高いです。

日本語通訳が常駐している私立病院(Prince Court Medical CentreやGleneaglesなど)も多く、日本の海外旅行保険や現地の医療保険を使えば、キャッシュレスで受診できます。

実は、夫も私も実際に病院にかかったことはありません。

あくまで、友人が入院しているときにお見舞いに行った感想ですが、設備も日本の大学病院並みで清潔、日本の病院とあまり変わらないと感じました。

また、友人が病院に行ったときの話ですが、彼らは「グランドピアノの演奏付き」の豪華な病院にお世話になったのだとか。

病院にピアノ演奏が必要かどうかはさておき、私の病院に対するイメージを遥かに超えるスケールの病院もありそうです(あくまで友人の経験です)。

教育環境(インターナショナルスクール)について

引用:pexels

現在、世界中から注目されているのがマレーシアの教育移住です。

英国式、米国式、カナダ式など、マレーシアには、2026年現在で少なくとも180校以上のインターナショナルスクールがあります。

これは東南アジアでも大規模な国際教育市場の1つです(学校の定義によっては200校前後とされるケースもあります)。

多民族国家であるため、子供のうちから多様な文化や価値観に触れ、グローバルな感覚を養うことができます。

生活費について

家具付きのコンドミニアムのリビングルーム(Mako撮影)

贅沢をしなければ、単身者なら目安として2026年現在で月額15万円〜18万円あれば、プール付きの家に住み、週末は外食を楽しむ余裕のある生活が送れます。

カップルや家族連れの場合は、単身者に比べて下記のことを考慮する必要があるため生活費は高くなりがちです。

  • インターナショナルスクールの費用
  • スクールや病院など生活環境の整ったエリアに住むこと
  • セキュリティのしっかりした安全な場所に住むこと

生活費だけを見ると「高い!」となるかもしれません。

しかし、日本ではなかなか住めないようなプール、ジム付きのコンドミニアムに住めることを考えるとリーズナブルです。

【参考データリンク】

ロングステイ財団(住みたい国ランキング): https://www.longstay.or.jp/

生活費に関する具体的な情報は、下記の記事を参考にしてください。

移住までの具体的な4つのステップを紹介!

マレーシアのコンドミニアムのプールサイド(Mako撮影)

最後に、思い立ってから実際に移住するまでのロードマップをご紹介します。

Step 1:情報収集とスカウティング(移住6ヶ月前〜)
まずは旅行としてマレーシアを訪れてみてください。実際にスーパーに行ったり、電車(MRT/LRT)に乗ったりして、「ここで生活できるか?」肌感覚を確かめることが重要です。

Step 2:仕事探し・ビザ申請(移住4ヶ月前〜)
転職エージェントに登録し、面接を受けます。内定が出たら、会社主導でビザの申請手続きが始まります。MM2Hやデジタルノマドビザの場合は、エージェントを通すか自分で申請を行います。ビザの承認(Approval Letter)が出るまで2〜3ヶ月かかることもあります(最近はもっと長くかかることも珍しくありません)。

Step 3:退職手続き・公的手続き(移住2ヶ月前〜)
ビザの目処が立ったら、日本の会社へ退職願を出します。同時に、役所で「海外転出届」を提出する準備をします。翌年度から住民税の支払いが免除され、国民年金の加入も任意となります(※住民票を抜くタイミングは慎重に検討しましょう)。

Step 4:住居探し・引越し(移住1ヶ月前〜)
マレーシアの家探しは、現地のポータルサイト(iPropertyやPropertyGuru)を使います。しかし、契約トラブルを防ぐため、最初はホテルやAirbnbに1ヶ月ほど滞在し、現地に着いてから内見をして決めるのが最も安全な方法です。

住居探しについては、下記を参考にしてください。

日本にいる間にやっておくと良いことのまとめ

Mako撮影

マレーシアに来る前に日本でやっておくとスムーズに行くことやその後のトラブルを避けられることがあります。

特にやっておいた方が良いことを、下記にまとめました。

  • 歯の治療: マレーシアの歯科治療は保険適用外のことが多く高額です。
  • SIMフリースマホの用意: 現地のSIMカードを使うために必須です。
  • 英語の勉強: 少しでも話せると、現地での立ち上がりが圧倒的に楽になります。
  • 予防接種などの医療情報のチェック:日本外務省からの情報を確認し、必要なら予防接種を受ける

意外と忘れがちなのが歯の治療です。マレーシアでビザを持っている友人も、歯の治療のために日本に一時帰国することが少なくありません。

また、マレーシアにいる間に虫歯が発症し「日本に帰国した後で治療する」ことにこだわったために悪化した友人もいます。

歯の治療は日本で終わらせるだけでなく、歯ブラシ以外のケア(歯間ブラシやデンタルフロスを使ったケア)をマスターしておくことをおすすめします。

また、私はマレーシアに行く前に外務省の情報を確認して予防接種を受けました。

【筆者の一言】

英語はマレーシアの生活で必要条件ではないとはいえ、個人的には英語ができたほうが世界が広がると感じています。
地元の友達ができ、彼らの考え方や文化の違いを知れるからです。
言語を学ぶたびに新しい友達ができるため、マレーシア生活がどんどん充実していく気がします。

【日本外務省】
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/malaysia.html

マレーシア移住の前に正しい情報を得てしっかり準備しよう!

引用:pexels

マレーシア移住は、決して「夢物語」ではありません。

正しい情報と適切な準備があれば、誰でも実現可能なキャリアの選択肢の一つです。

多文化が共生し、エネルギーに満ちたこの国で、新しい人生の一歩を踏み出してみませんか?

マレーシアスカウトに登録して、自分にぴったりの仕事を見つけ、充実したマレーシアライフを送りましょう。

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この記事を書いた人
Mako

マレーシア・日本 2拠点生活 15年目

マレーシアの地方での長期滞在を経て、現在はマレーシアの都市を拠点に活動中。
「田舎のローカル生活」と「都市の最新トレンド」の両面を熟知しているのが強みです。

多民族国家ならではの「多様性を尊重する文化」に15年間触れ続け、現地の人々の寛容なマインドセットを肌で感じてきました。

観光ガイドには載っていない、長年の在住経験に裏打ちされた「マレーシアのリアルな空気感」と「生活者の視点」をお届けします。

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