「マレーシア旅行、ネット環境はどうしよう?」
「ポケットWi-Fiは重いし、現地のSIMカード入れ替えは面倒…」
そんな悩みを解決するのがeSIM(イーシム)ですよね。
空港に着いた瞬間からスマホが使え、Grab(配車アプリ)もすぐに呼べる快適さは、一度体験すると戻れません。
しかし、検索するとたくさんのeSIMサービスが出てきて、どれを選べばいいか迷いますよね。
この記事では、マレーシアのおすすめeSIMを徹底解説します。
なぜマレーシア旅行には「eSIM」が最強なのか?

KLIA2内にデカデカと掲げられたTune Take会社のSIMの広告
マレーシアでの通信手段には、主に下記の4つあります。
それぞれいろいろな特徴がありますが、eSIMを利用すると下記のメリットがあります。
それで、最近はeSIMの利用を希望する人が増えてきています。
ここではマレーシア旅行の際に eSIMを選ぶメリットについてもう少し深く考えましょう。
圧倒的なコスパと利便性

引用:pexels
例えば、日本の空港でレンタルWi-Fiを借りると、1日あたり1,000円〜1,500円ほどかかります。
しかし、eSIMなら1週間で1,000円以下のプランも珍しくありません。
また、物理的なSIMカードの入れ替えが不要なため「日本のSIMカードを紛失した!」という旅行中によくあるトラブルも防げます。
マレーシア特有の事情

空港で見かけたGrabのコーナー(Mako撮影)
マレーシアは、ネット環境が必須の国で、その典型的な例がGrabです。
Grabとは配車アプリのことですが、空港からホテルや目的地に移動する際にすぐにアプリを起動しなければなりません。
そしてそのためには、ネットにつながっていることが不可欠です。レンタルWi-Fiの場合、充電が切れたり、ホテルに置き忘れたりすると移動手段を失います。
スマホ内蔵のeSIMならその心配がなく、常に安心して観光を楽しめるでしょう。さらに、レンタルWi-Fiを持ち歩かなくて良いので、荷物が少なくて良いのも大きなメリットです。
失敗しないeSIMの選び方

KLIAの到着ゲートにある携帯電話会社のカウンター(Mako撮影)
マレーシアではいくつかの携帯会社があり、その中にはeSIM対応のものも。
ただ、旅行先や、使い方などを考慮して選ばなければ「買ったものの結局繋がらなかった」などの結果になりかねません。
失敗しないeSIMの選び方は下記のとおりです。
では、それぞれについて、詳しく考えましょう。
eSIMが対応している会社を確認する(現地で契約する場合)

KLIA2にあるU Mobileのカウンター(Mako撮影)
マレーシアには下記の大手の会社が存在します。
そのほかTune Talk、Yesなどの会社も有名です。
ただし、その中で、外国人旅行客に向けたパッケージのeSIMに対応している会社は、それほど多くありません。
例えば大手会社であってもCelcomDigi(セルコムデジ)は対応していますがU Mobileは対応していません。(2026年3月1日時点)。
また、Tune Talkの看板によると「eSIM対応」となっているのに、実際にカウンターに行くと「今は中止している」と言われました(これも2026年3月1日時点)。
このように、マレーシアのシステムは急に変わることがあるので、常に最新情報を確認しておく必要があります。
接続回線(キャリア)を確認する

KLIA2にあるCelcomDigiのカウンター
日本からeSIMの手続きをする場合、eSIMの接続回線のキャリアを確認しましょう。
具体的には、下記の会社の回線を利用しているeSIMがおすすめです。
大手会社なのでインターネットの接続が比較的安定しています。
クアラルンプールの地下鉄(MRT)や巨大ショッピングモールの奥まった場所でも快適につながります。
データ容量の目安

マレーシアのカフェ・こういったカフェで作業をする人もよく見かけ、Wifiが使えることも多いです(撮影Mako)
マレーシアのホテルやカフェはWi-Fiが充実しています。
Googleマップでの検索、Grabの手配、LINEのやり取り程度なら、下記の容量で十分でしょう。
目安程度ですが、私は1か月で2〜4GBの容量で十分に足りています。
ただし、動画をたくさん見たい方や、インスタのストーリーを頻繁にアップしたい方は「無制限プラン」を選ぶのも1つの選択肢です。
マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)による通信品質レポート:https://www.mcmc.gov.my/en/
外国人旅行客がマレーシアで利用できるeSIM 4選

引用:pexels
マレーシアの旅行に向いているeSIMは、下記の4つです。
この項目では、それぞれの特徴を見て行きましょう。
1. 初心者に最適!「Airalo(エラロ)」

引用:Airalo(エラロ)の公式ページ
【公式URL】https://www.airalo.com/
世界中で利用されている最大手のeSIMアプリです。
- メリット:アプリが日本語対応で使いやすい。回線は安定のCelcomDigiを使用している
- おすすめプラン:1GB(7日間)で約4.5ドル(約700円)からと手頃
CelcomDigiの回線を使用しているので、クアラルンプール市内だけでなく、ランカウイ島やペナン島、マラッカなどの人気観光地へ行く場合でもサクサクつながるでしょう。
2. データ無制限なら「Holafly(オラフライ)」

引用:Holafly(オラフライ)の公式ページ
Holafly(オラフライ)も、CelcomDigi回線を利用しているeSIMです。
- メリット:データ無制限プランが豊富
- 注意点:少し料金は高め(3日で約1,890円、7日で約4,290円)
Holafly(オラフライ)は、データ残量を気にしたくない方におすすめです。
データ無制限のプランが豊富でシェアできるので(制限付きですが)、家族や友人とネットをシェアしたい時にも便利です。
料金は高めですが「データが足りなくて焦る」という不安から解放されます。
3. 現地価格で最安「Spark by CelcomDigi」

引用:Spark by CelcomDigiの公式ページ
Spark by CelcomDigi(旧Yoodo)はCelcomDigi回線を使ったマレーシアのデジタル通信会社です。現地のアプリをダウンロードしてeSIMを購入します。
現地価格なので、他のeSIMに比べると比較的リーズナブルな値段設定です。
例えば3月1日の時点で下記のプランがあります。
ただし、現地のアプリをダウンロードしたり、パスポートの顔写真認証をしたりします。
「現地で簡単に起動できるか不安」「英語が苦手」という方にとってはデメリットと感じることもあるでしょう。
とはいえ、少し手間はかかりますが、長期滞在やリピーターには最強の選択肢です。
Celcom Digi

2026年3月1日時点のcelcom DigiのeSIM料金プラン(Mako撮影)
Celcom Digiも旅行者を対象としたeSIMプランを展開しています。
KLIA、KLAI2ともに空港の到着ゲート付近にCelcomのカウンターがあり、そこでスタッフが手続きをしてくれます。
「日本で手続きをしてくるのを忘れたけど現地でeSIMを使いたい」という時に便利です。
楽天モバイルユーザーは追加費用0円の可能性も

引用:楽天モバイル公式サイト
もし日本で「楽天モバイル」を契約している場合、わざわざeSIMを追加購入せずにマレーシアでネットが使える可能性もあります。
この項目では、楽天モバイルの「海外ローミング」や使い勝手を解説します。
海外ローミング2GBまで無料

引用:pixabay
楽天モバイル(Rakuten最強プラン)には、海外ローミングが毎月2GBまで無料で付帯しています。
マレーシアに到着後、スマホの設定で「海外ローミング」をONにするだけで、そのまま現地の電波をつかみます。
クアラルンプールで楽天モバイルの海外ローミングを使ってみた

引用:pexels
実際にクアラルンプールで楽天モバイルを使ってみた結果「使える場所と使えない場所がある」という結論に至りました。
日本から遊びに来た友人が楽天モバイルの海外ローミング一択でトライしてみたところ、繋がらなかったり弱かったりするエリアがあったからです。
友人は「ネットが繋がらずに不便を感じたこともあった」と語っていました。
楽天の海外ローミングのみに頼る場合は、繋がる場所にばらつきがあるようです。
ただ「現地に着いた後で全くネットが使えない」という不安を解消できるメリットは大きいでしょう。
「試してみてダメだったらAiraloなどを買い足す」というスタイルが、最も賢く経済的かもしれません。
eSIMの設定手順とトラブル対処法

引用:pexels
eSIMを使うとき「設定が難しそう…」と思うこともあるでしょう。
特に、海外で設定ができなかったらとても焦りますよね。
ここでは、一般的な設定の流れと、現地でつながらない時の対処法を解説します。
【設定の基本ステップ(日本国内でやっておくこと)】
- SIMロック解除:お使いのスマホがSIMフリーか確認してください。SIMロックがかかっている場合、事前にマイページからSIMロック解除が必要です。
- 購入とインストール:出発前にアプリやサイトでeSIMを購入し、QRコードを読み込んでインストールまで済ませておきます(この時点ではまだアクティベートされません)。
【マレーシア到着後にやること】
- 回線の切り替え:設定画面で、主回線(日本のSIM)をオフにするか、データ通信を「副回線(eSIM)」に切り替えます。
- データローミングをON:eSIM側の設定で「データローミング」を必ずONにしてください。これをしないと電波をつかみません。
ネットが通じない場合「データローミング」がOFFになってるということが一番多いです。
「あれ?」と思ったら、まず確認しましょう。それでもつながらない時は、下記のことを確認してください。
【データローミングをONにしても繋がらない時は?】
- 機内モードのON/OFF:一度電波をリセットするとつながることがあります。
- APN設定の確認:ごく稀に、手動でAPN(アクセスポイント名)を入力する必要があります。購入元のメールに記載されている情報を確認しましょう。
- 空港のフリーWi-Fi:KLIA(クアラルンプール国際空港)には強力なフリーWi-Fiがあります。どうしてもつながらない場合は、空港のWi-Fiにつないでサポートに連絡しましょう。
マレーシアの両替情報を知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
マレーシア旅行はeSIMでスマートに楽しもう

Mako撮影
マレーシアはIT先進国を目指しており、通信環境は非常に整っています。私も最近はマレーシアでネット環境にあまり苦労していません。
重たいWi-Fiルーターを持ち歩く時代は終わりました。
ご自身の旅行スタイルに合わせて最適なeSIMを選び、旅行を計画しましょう。
クアラルンプールの街角で、スマホ片手にGrabを呼び、ローカルフードをSNSにアップする……。などスムーズな旅行を楽しめますように。




【筆者の一言】
私はeSIMを使わず、XOX(Celcomの子会社)のSIMカードを使っています。以前は、CelcomDigiでしたが、友人に紹介してもらって変更しました。
XOXは比較的リーズナブルな値段設定でや通話、SNSなどを利用できるため、気に入っています。Celcom回線のためか、ネットも強くスピードも問題ありません。
どちらかと言えば、長期滞在をしたい方や頻繁にマレーシアに滞在する方に向いています。
ただ、Maxis、CelcomDigi、U Mobileに比べると認知度が低く、ローカルでもXOXを知らない人がいます。
夫はU mobileです。こちらも分かりやすいパッケージ設定で、比較的リーズナブルなので、長期滞在には向いています。ただやはりeSIMではありません。